闘牛が見られるのは4月から10月までで、マドリッド、バルセロナでは毎週日曜日に開催されてます。 地方ではお祭りの季節か、大きなイベントでもない限り行われません。 マドリッドでは5月のサンイシドロのお祭りの季節には最高の闘牛士と最強の牛が集まり、すばらしい闘牛が見られますが、入場券を手に入れるのがとても難しい時期でもあります。
闘牛の日程についての詳しい情報は
http://www.mundotoro.com/でご覧下さい。
まず、闘牛場 (PLAZA DE TOROS) に入って席に着いたら、周りを見渡してください。 日向席(SOL)、日陰席(SOMABRA)、日向日陰席
(SOL Y SOMBRA)大きく分けてこの3つに分かれます。 その後、主催者(PRESIDENTE)席は日陰部の中央上段に位置します。
全ての進行はPRESIDENTEによって決められます。 場面ごと白いハンカチで知らせますと、真向えに居るラッパ奏者がラッパを鳴らして、場内の皆に知らせます。
牛が出てくる牛舎、闘牛士達の門、楽隊、ラッパ奏者等の位置を確認して下さい。 スペインで一番時間に正確と言われている、開始時間までは自分の闘牛場内での位置の確認と、できれば出場闘牛士、牧場のミニ知識でも仕入れられれば最高です。
マドリードの闘牛場では、出場闘牛士、闘牛牧場のプロフィールパンフレットを配布していますので、少なくともそれらをもらっておくことです。
闘牛の開始は中世風の騎士が主催者に挨拶後、ラッパが場内に鳴り響き、闘牛士達の行進から始まります。 横並びの先頭の3人が闘牛士です。 その後ろに『銛打ち』、馬に乗った『槍方』と続きます。
入場行進は闘牛場の中心部を横切るだけです。 そして本日の主催者、プレシデンテに向かって行進、挨拶します。 そしてその後、闘牛の出口のカギを受け取り、最初の闘牛が始まります。
行進の時の闘牛士が肩からまとっている衣装はとても綺麗な刺繍で飾られ、豪華でとても美しい。 この衣装はこの時だけの飾りです。
闘牛が開始されますと、最初に闘牛の出現です。 牛は出口で小さなリボンの付いた銛(もり)を背中に打ち込まれ、驚いたところに正面の扉が開き、飛び出してきます。 この場面では闘牛の動きに注意して下さい。 闘牛の性格、癖を全員で見守ります。 闘牛士(TORERO)のカポテ技が披露される場面です。 カポテ(CAPOTE)によるTORO(闘牛)が闘牛士のカポテに突進します。 ここが最初の見せ場で、ひざまずいて牛を迎える闘牛士、その場に立ち、動かずに迎える、追いかけていって引き付ける、と色々な形があります。
闘牛がカポテに向かって行くようになると、馬に乗った槍方の登場です。 闘牛士が牛を槍方(PICADOR) の乗っている馬に、カポテを使いながら誘導していきます。 その誘導の華麗さ、そして、TOROが槍方の馬に向かって突進していく姿、TOROが攻撃能力を秘めているかどうか、槍方が
TOROの能力を減ずるために、槍(VARA)を刺す正規のポイントに、槍を刺しているかどうかを見逃さないようにして下さい。 槍方と闘牛との間隔は離れていれば離れているほど、突進攻撃してくる闘牛の姿は美しいものですが、その分だけ槍方に危険が伴います。
銛打ちの場面は闘牛士の中には自分で銛打ちをする人達もいます。 この場合には当然闘牛士は見せ場を作ることになります。 技としては牛に向かって左へ、あるいは右へ抜けて銛を打つ、あるいは正面で待って、フェイントをかけ銛を打つものが主流です。 銛を打つときの闘牛士の位置が、牛の真正面に入り、背筋を伸ばし、両手を高く上げ、牛の背に銛を打ち込むのが一番良いとされています。 タイミングを間違えると牛の角にかけられる難しい技です。
闘牛士によるムレタ技の場面です。 闘牛の真髄は「ムレタを使って牛を誘導し、その中で闘牛士を表現する行程です。 ムレタ技は左右手を使った技が多くありますが、要は牛が突進してきたときに、闘牛士の足が動くが動かないかが重要です。 闘牛士の足を見るのはカポテ技と同じです。 観客から「OLE、オレ」の声がかかったときは、良い演技をしていると思ってください。
ムレタの演技が終わると、牛に美しい死を与える厳粛な時間がやってきますが、この死の瞬間があったからこそ、スペインの闘牛は廃れずに何百年と続いてきたのです。 闘牛士は牛を少しづつ動かしながら刺しやすい角度に持っていきます。 この時のTOROの前足の位置に注意してください。 剣は前足を背に持っていった少々後、45度の角度で大動脈・大静脈を切り刺します。
自分が刺されるか、相手が刺されるかの瞬間です。